カメルーン ブル族 シャーマン 儀礼 木彫り アンティークやや傷や汚れあり

中央アフリカ、カメルーン南部に住む**ブル族（Bulu/Boulou）**に伝わる、とても
希少な「猿モチーフのメディシンフィギア（祖霊・薬壺守護像）」です。

森の知恵を秘めた猿が未来を見通すかのようにこちらを見つめ、そのふくよかなお腹には霊力・薬力・豊穣を宿す“宇宙のタンク”を隠し持つ──
一本木から削り出された姿は、祖霊の力が途切れず宿る純粋なパワーそのものです。
かつてこの像は村の治癒師（ヒーラー）の薬草箱や薬壺を守り、病気や呪いを跳ね返す“森の知恵の守り神”とされ、聖なる像として村の癒しと保護の役割を担ってきました。


20世紀初頭、欧州に渡った同系統のフィギアはシュルレアリストやモダニズムの芸術家たちに衝撃を与え、アフリカ彫刻の中でも特に神秘的なカテゴリーとして評価されており、
猿モチーフのメディシンフィギアは、ブル族の中でも特に希少で、市場にほとんど出ておらず
美術館級の逸品です。
サイズ
高さ：約34.5cm
幅 : 約15cm
奥行き : 約12cm
重さ : 約 800g
素材：一本木から作られており、中は空洞ではありません。
首にはラフィア?か自然繊維で作られた装飾がそのまま残されています。
表面はザラっとした木本来の自然のマットな風合いが残っており、部族が受け継いできた伝統や歴史を感じます。
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